エクラスリット/価値/評価/評判/意見/評判/感想/施主/持主/クライアント/インタビュー/ヒアリング/取材

エクラスリット。伸びやかなベベル(斜め)ラインと独自の素材感。そして床の可変性がこれまでにない商業ビルを実現。計画地は福岡市の中心部、大名にあります。特有の複雑かつ細分化された地割とそこに展開されている建築・インテリア・看板・ファッションといった都市の視覚的
 要素が、都市にテーマパークの様な「回遊性」を与え通り行く人々を刺激し続けています。このコンテクストにおいて、 6m×31mという特殊な敷地形状をもつ、スケルトンの商業建築の計画に求められるものは、□敷地形状をそのまま利点として建築計画に取り込むこと□このコンテクストに適切な、形態・動線計画を選択すること□内装デザインを納める「ハコ」としての役割を見つめ直すことであると考えました。また、レンタル方式として、1・2階それぞれ個別または全棟一括いずれの場合でも貸し出せるシステムを考案しました。デザイナーズ賃貸商業ビル(テナントビル・雑居ビル)新築。所在地福岡県福岡市中央区大名。JCD(社団法人日本商環境設計家協会)デザイン賞2004受賞作品。担当設計事務所。株式会社松岡祐作デザインオフィス一級建築士事務所(設計事務所・設計会社・デザイン会社)。福岡県福岡市中央区大名2-6-1福岡国際ビル402。デザイナーズ賃貸集合住宅(賃貸デザイナーズマンション・デザイナーズアパート)、デザイナーズ賃貸商業ビル(テナントビル・雑居ビル・商業施設)、デザイナーズ賃貸・自社オフィスビル(事務所ビル)、店舗(飲食・物販ショップ)オフィス(事務所)内装インテリアの新築・改修・改装・改築・リニューアル・リノベーション・リフォーム、中古マンションの改修・改装・改築・リニューアル・リノベーション・リフォーム、戸建住宅(注文住宅・住まい・住居・別荘)、デザイン規格型ローコストエコハウス(省エネ型環境住宅プリュ・スマート)の企画設計監理。不動産企画物件(不動産コンサルティング)も提案。土地建物の有効活用。開発投資案件における利回りや年間収支といったファイナンスの算定。資産形成や相続税対策等の税務相談。福岡はもちろん、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の九州全域にて活動。関東でも東京、神奈川、千葉、埼玉にて活動。担当建築家。代表取締役兼主任建築家(一級建築士、建築デザイナー、設計士)松岡祐作、福岡県福岡市出身、福岡県立修猷館高校(福岡県福岡市)卒、早稲田大学(東京都新宿区)卒、東京にて建築家(有名設計士)主宰の一級建築士事務所(設計事務所・設計会社・デザイン会社)に勤務の後独立。一級建築士、宅建取引主任者、2級FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士。省エネ建築診断士。公益社団法人日本建築家協会(JIA)所属。一般社団法人日本建築学会所属。福岡を代表する若手建築家。

エクラスリット。伸びやかなベベル(斜め)ラインと独自の素材感。そして床の可変性がこれまでにない商業ビルを実現。計画地は福岡市の中心部、大名にあります。特有の複雑かつ細分化された地割とそこに展開されている建築・インテリア・看板・ファッションといった都市の視覚的
 要素が、都市にテーマパークの様な「回遊性」を与え通り行く人々を刺激し続けています。このコンテクストにおいて、 6m×31mという特殊な敷地形状をもつ、スケルトンの商業建築の計画に求められるものは、□敷地形状をそのまま利点として建築計画に取り込むこと□このコンテクストに適切な、形態・動線計画を選択すること□内装デザインを納める「ハコ」としての役割を見つめ直すことであると考えました。また、レンタル方式として、1・2階それぞれ個別または全棟一括いずれの場合でも貸し出せるシステムを考案しました。デザイナーズ賃貸商業ビル(テナントビル・雑居ビル)新築。所在地福岡県福岡市中央区大名。JCD(社団法人日本商環境設計家協会)デザイン賞2004受賞作品。担当設計事務所。株式会社松岡祐作デザインオフィス一級建築士事務所(設計事務所・設計会社・デザイン会社)。福岡県福岡市中央区大名2-6-1福岡国際ビル402。デザイナーズ賃貸集合住宅(賃貸デザイナーズマンション・デザイナーズアパート)、デザイナーズ賃貸商業ビル(テナントビル・雑居ビル・商業施設)、デザイナーズ賃貸・自社オフィスビル(事務所ビル)、店舗(飲食・物販ショップ)オフィス(事務所)内装インテリアの新築・改修・改装・改築・リニューアル・リノベーション・リフォーム、中古マンションの改修・改装・改築・リニューアル・リノベーション・リフォーム、戸建住宅(注文住宅・住まい・住居・別荘)、デザイン規格型ローコストエコハウス(省エネ型環境住宅プリュ・スマート)の企画設計監理。不動産企画物件(不動産コンサルティング)も提案。土地建物の有効活用。開発投資案件における利回りや年間収支といったファイナンスの算定。資産形成や相続税対策等の税務相談。福岡はもちろん、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の九州全域にて活動。関東でも東京、神奈川、千葉、埼玉にて活動。担当建築家。代表取締役兼主任建築家(一級建築士、建築デザイナー、設計士)松岡祐作、福岡県福岡市出身、福岡県立修猷館高校(福岡県福岡市)卒、早稲田大学(東京都新宿区)卒、東京にて建築家(有名設計士)主宰の一級建築士事務所(設計事務所・設計会社・デザイン会社)に勤務の後独立。一級建築士、宅建取引主任者、2級FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士。省エネ建築診断士。公益社団法人日本建築家協会(JIA)所属。一般社団法人日本建築学会所属。福岡を代表する若手建築家。

西田

 竣工時に比べて、経済状況が厳しくなり周辺環境も大きく変わりましたが、事業的にもエクラ・スリットは非常に頑張ってくれていますね。

 今日に至るまで9年以上入居率100%。テナントの入替もあったのに、たった1ヶ月の空室もありません。厳しい社会状況が続く中でありがたい限りです。

 私は少し離れた住宅街に住んでいますが、買い物などで近くに来ることがあったら、いつも立ち寄って外から眺めるようにしています。

 敷地の奥行を生かしたエクラスリットの風景は、他の建物にない強いオリジナリティーを感じます。通りゆく人々にもきっと興味を持って見てもらえているのではないでしょうか?

松岡

 ありがとうございます。商業建築にありがちな、斬新さや奇をてらったデザインではなく、建築本来の、長いライフスパンを見据えての、機能と建築美の両立を目指しました。

 ですが幅6mに対して奥行が31mもある特殊な敷地形状です。この、一見デメリットのように見える特徴を、メリットとして捕らえなおすことから基本設計をスタートさせました。

西田

 現場監理もすっかりお任せして御報告いただくだけでしたが、いま振り返ってみていかがでしたか?

松岡

 エクラスリットは、実は現場での防水の施工に大変気を遣いました。

 建築が三次元的に斜めの部材から構成されていますから、接合部などにおける各部材同士の納まり、さらにそれらと防水層との納まりについて、施工図の段階と現場施工の段階で監理者として納得いくまで確認しました。

 最後は屋根に上がってホースで屋根全面に水を撒いてから、屋内に戻って目視で、漏水がないか確認したんですよ。屋根から滑り落ちないように注意しながら。(笑)

 鉄骨の建て方の際は、敷地の幅が限られていますから、クレーンを使って敷地奥から道路側に鉄骨を組み立てていく、いわゆる建て逃げの方式を採用したのですが、両隣の建物との接触を避けつつ、どうクレーンを振り回しながら施工していくかで、現場でかなりの議論になりました。

 屋根面と外壁面の仕上げには、当時発売されたばかりだった、高耐久溶融亜鉛メッキ鋼板を採用したのですが、素材感がテナントのインテリアデザインを邪魔しないニュートラルさを持っています。

 竣工から9年以上が経過して、少し白く柔らかな輝きを放つようになりました。経年変化とともに別の魅力が出てきましたね。

西田

 やはりデザインされた斜めの形態や素材感が、エクラ・スリットの規模や用途とぴったり合致していますね。

 道路側正面のカーテンウォールは、テナントのお力もあって、建築の名前、エクラ(フランス語で「輝き」の意)・スリットの由来通り、輝くスリットになって街並においても際立っています。

松岡

 現在のテナントは、道路側の2階床を外して吹き抜けにしていますから、カーテンウォールに一体感が出て、正に名前の由来通りになっていますね。

 エクラ・スリットは2階建てで、1・2階別々で貸すことができるのはもちろんですが、1・2階一括、つまり建物一括借りも可能とするために、道路側手前2スパンと敷地奥側2スパンは2階床部分の梁と床材が取り外せる仕組みを考案しました。つまりテナントが面積を選べることができます。そのことで、内部階段や吹き抜けを設定できるといったような、一括借りならではのメリットを付加することができました。

 結果として今のテナントが2テナント目ですが、いずれのテナントも一括借りで、敷地奥側2スパンを取り外して内部階段を設置していましたね。

 ちょうど街路ぐらいの幅をもつ奥行の深い建物になったので、大名という九州最大の商業地の特徴でもある、独特の地割がもたらす回遊性を建築にも持ち込めないか?とも考えていました。

 一括借りだと、街路から建物に入っていってまっすぐと奥に至り、内部階段を上がって2階を経て、今度は外部階段を使って街路へと戻っていくという道の延長のようなことが出来るのですが、これまではそういったこともずっと実現できていますね。

西田

 この建物は容積を使い切らないという企画者、設計者との合意からスタートできたこともよかったですね。

 実際、今となってはこの辺りでさえ、商業建築の特に上階部分は苦戦していると聞きます。それは、家賃を落としたりと事業的にも良くない循環を生み出すことになってしまいます。

松岡

 3階建て以上だと、エレベーターを始め、設備などで様々なコストアップの要因が出てきますし、関連する法規制も厳しくなります。商業地で家賃が最も高く、ニーズもある低層階のみ、つまり2階建てとすることで共用部の面積を出来るだけ少なくしつつ、建ぺい率一杯までテナント面積を設定することができました。

 一般的な作り手の論理だと、まずは容積を使いきることから計画がスタートしますが、それを最初からやらなかったのがよかったですね。

西田

 あの頃から考えると、社会状況の大きな変化に加えて、インターネットが大幅に普及したことなどで街でショッピングする意味も大きく変わったのか、これだけの商業地、大名でさえも空室が目立ちます。

 でも、また街全体が、別の形になるのかもしれませんが、賑やかになってほしいですね。

松岡

 そういった状況にどう歯止めをかけていくのか?我々建築家も何ができるのかを問われている気がしております。

 特に商業地の存在意義は、これから大きく変わることは間違いありません。従来の建築家としての職能に加え、幅広い見識を培いながらこういった課題にも取り組んでいきたいと考えています。

 本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。

□鉄骨建て方-1

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□屋根の施工

□竣工時テナント内観